新・通信添削講座 <コード理論初級>
ごあいさつ
このたび、「楽譜仕事人PAG」の企画により新・通信添削講座<コード理論初級>を立ち上げて皆様に公開することになりました。これまでにも同様な講座に参画あるいは要請に応じて参加したこともあり、その間の経験をふまえ、この企画ができるだけ長期間持続できるように、そして受講される方々のお役に立つことができるような内容を組み立ようということで、下記のような講座概要を考えました。
まず、「基本はドレミファソラシド」のサブ・タイトルで長年ご好評いただいております拙著「絶対わかる!コード理論 1」を講座のテキストといたします。
ご存じの方もおられるかとは思いますが、当書は「音楽理論ハンドブック」をはじめとするハンドブック・シ リーズ3部作(「ポピュラー音楽理論」の前身)に準拠しながら、これを平易な表現でわかりやすく解説した 全3巻からなる自習書で1997年に発刊され、2006年に新装改定されております。 当書は自習書ですが、各項目に課題が解答付きで掲載されています。しかし当添削講座でこれらの課題をひ とつずつこなしてゆこうというわけではありません。テキストでの課題は受講者の皆様に自主的に消化してい ただきます。そして、テキストでは第5章までですが、講座ではこれを4パートに分けて、ひとつのパートを 修了するごとに、その部分を総括する別個な通信課題に挑戦していただくことになります。これに加えて、そ の内容についての質問やアドバイスなど、できるかぎりのサポートも考えておりますので、ご期待いただきた いと思っております。
「絶対わかる!コード理論 1」の内容と、講座での各パートの内容との照合および、総括のための課題の概 要は下記の通りです。
<テキスト> <新・通信添削講座>
第1章 音程編 PART-1 (Interval) 音名から各種音程
第2章 音階編
第3章 調号編 PART-2 (Key/Scale) 各調に関連した諸事項と長・短音階、そして関係調
第4章 和音編 PART-3 (Chords) 三和音から四音構成の和音とコード・ネーム
第5章 テンション編 PART-4 (Tension) 各種テンションに関連した諸事項
なおPART-3以降では、ジョージ・ガーシュインの名曲を実用例および課題として使用しており、これらのすばらしい実用例による総括課題への挑戦で、各パートでの大事な内容を完全に把握されることを期待いたします。また受講者へのサービスとして、全く同じ範囲のサポート・サイト”Chord Study”を同時に公開いたしますので、PCをお持ちの方は大いに活用していただきたいと思っております。
北川 祐
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